
認知的不協和の解消ってどんな心理学なの?
ライティングでの使い方は?
ライティングでの認知的不協和の解消の使い方
この記事は『認知的不協和の解消』に興味がある人、ライティングで使いたい人向けの記事になっています。

心理効果の中ででも『認知的不協和の解消』は強力な心理効果です。
ライティングで正しい使い方をすれば思うように読者を動かすことができます。
認知的不協和の解消とは
認知的不協和の解消とは『2つの認知』が存在した時に理由を付けて、つじつまを合わせようとすることをいいます。
なんのことかわかりませんね (;^_^A
例えば、『ダイエットしているのに痩せない』
よくある話ですがここには矛盾があります。
それは『ダイエットすれば痩せる』という認知に対して『痩せない身体』という事実は矛盾していますよね。
そうすると人はどうするかと言うと、自分に対して下手な言い訳や屁理屈をしてつじつまを合わせようとします。
- 『痩せない体質なんだ』
- 『今は体調が悪いから痩せないんだ』
- 『仕事のストレス原因だ』
例え、ダイエットの方法が間違っていたり、たくさん食べたり、運動をしなかったりと自分に責任があってもそこは無視して他責の言い訳をして『痩せていない身体』に対して言い訳をします。
ちょっと耳の痛い話ですが、誰にでもあることです。
- スイーツを食べると太ってしまう・・でも食べたい
- 徹夜で勉強すれば明日のテストに間に合う・・・でも眠い
- いけないとわかっているのに・・・不倫をしてしまう
- お酒を飲み過ぎると次の日がつらい・・・でも飲んでしまう
- 身体に悪いとわかっているけれど・・・タバコがやめられない
認知的不協和は日常生活の中で誰でも感じていることです。
多くの人が『楽な方』を選択し、つじつまを合わせるための言い訳を考えています。
スイーツを食べると太ってしまう・・でも食べたい
→ 今日は疲れているから甘いものが必要
徹夜で勉強すれば明日のテストに間に合う・・・でも眠い
→ 明日早起きしてやれば大丈夫
いけないとわかっているのに・・・不倫をしてしまう
→ 絶対にバレないから大丈夫
お酒を飲み過ぎると次の日がつらい・・・でも飲んでしまう
→ 明日の仕事は忙しくないから乗り切れる
身体に悪いとわかっているけれど・・・タバコがやめられない
→ 仕事のストレスが無くなればやめられるのに
日常的にある認知的不協和に対して『常に』自分に都合のいい様に言い訳を考えてしまいます。
人は認知的不協和が起こるとそれを解消するために自分なりの理由を意識することなく考えてしまうのです。
ということは、意図して認知的不協和を作り出せば人はその認知的不協和を解消しようと言い訳を考えたり、矛盾を解消するために行動したりするということです。
ライティングでの認知的不協和の解消の使い方
ライティングにおいて認知的不協和の解消は『キャッチコピー』で良く使われています。
- 『食べても食べても痩せる!』
- 『楽して月収100万円』
- 『誰でもできるネットビジネス』
似たようなキャッチコピーを見たことがあると思います。
このようなキャッチコピーはあえて認知的不協和の状態を作り出しています。
『食べても食べても痩せる!』
痩せるためには食べるのを我慢しなければいけないのに『なんで食べてもいいの?』
『楽して月収100万円』
100万円稼ぐのは大変なはずなのに『楽して?』
『誰でもできるネットビジネス』
ネットビジネスって専門知識が無いとできないのに『誰でもできるの?』
認知的不協和の状態を作り出すと『どうして?』という疑問を持ちます。
そしてその疑問を解決しようと行動をするのが人間です。
認知的不協和の状態は人にとって『気持ち悪い』状態なので解消しようと行動を起こすのです。
3つ例を上げましたがこれらをキャッチコピーにした動画やコンテンツ、HPがあったら中身が気になりませんか?
認知的不協和のキャッチコピーを見ると、人はつじつまを合わせるために『中身を見る』という行動をしてしまうのです。
その内容がどうであれ『中身を見る』ことで自分の中でつじつまを合わせることができるからです。
このように認知的不協和の状態を作ることで『解消』という行動を利用してライティングに利用されています。
認知的不協和の解消をライティングで使う時は『キャッチコピー』で使いましょう!
ブログの記事などの長い文章では、途中途中の見出しに意図的にで認知的不協和を入れることで『先が気になる』という状態になり離脱防止の効果があります。
認知的不協和の解消に限らず、心理効果は使う場所を間違えてしまうと効果が半減してしまいます。
効果を最大限に活かすために使い方をしっかり覚えてください。
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